通りがかりで栄池 [京都]
私は小さな谷の山肌で立ち
蟻は枝から枝へ伸びた蔓をたどり
魚は長靴より浅い水の底で身をくねらせ 音をたて
渡り鳥は遠慮がちに水場を訪れる
夢はあなたの送別会を開いた
しかし招待状は省略させた
あなたは会釈だけ見せに来た
どこへお行き 出発それとも帰着
山肌に座って長靴が藻草に届いた
風はしばられず吹き 落葉は自身の合図で身を投げ
たった一度 あなたをのせた小舟が過ぎた
いつのまに 中間休み
予期せず終礼のベルを聞きましたか
心待ちに終礼のベルを聞きましたか
蟻は枝から枝へ伸びた蔓をたどり
魚は長靴より浅い水の底で身をくねらせ 音をたて
渡り鳥は遠慮がちに水場を訪れる
夢はあなたの送別会を開いた
しかし招待状は省略させた
あなたは会釈だけ見せに来た
どこへお行き 出発それとも帰着
山肌に座って長靴が藻草に届いた
風はしばられず吹き 落葉は自身の合図で身を投げ
たった一度 あなたをのせた小舟が過ぎた
いつのまに 中間休み
予期せず終礼のベルを聞きましたか
心待ちに終礼のベルを聞きましたか
2020-05-25 21:08
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