通りがかりで馬酔木(嵐山西山艸堂) [R32スカイライン]
昨日は行き過ぎ 戻りすぎ
今日も行き過ぎ 戻りすぎ
夕暮 宛先ちがいと言い訳しながら
それぞれ 預かった手紙を莟の枝に結ぶ
鬼は外と投げた? 椰子の実を置いた?
銀の道 蛇行する静脈でスタックするように
今宵 ため息ひと吹き 閉まらないスライドドアから
すきま風が吹きこむだろう
それはマフラーで顔をおおうから
誰も人ちがいをうたがわない
そしてうつむく馬酔木に ナースコールに届かない
女房は心電図の警報に目を覚ますころ
式部は点滴数55滴/mlを推敲するだろう
浮舟はブラインドの羽を 巻名に見立て数えるだろう
今日も行き過ぎ 戻りすぎ
夕暮 宛先ちがいと言い訳しながら
それぞれ 預かった手紙を莟の枝に結ぶ
鬼は外と投げた? 椰子の実を置いた?
銀の道 蛇行する静脈でスタックするように
今宵 ため息ひと吹き 閉まらないスライドドアから
すきま風が吹きこむだろう
それはマフラーで顔をおおうから
誰も人ちがいをうたがわない
そしてうつむく馬酔木に ナースコールに届かない
女房は心電図の警報に目を覚ますころ
式部は点滴数55滴/mlを推敲するだろう
浮舟はブラインドの羽を 巻名に見立て数えるだろう
タグ:嵐山西山艸堂 馬酔木
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